夏の終わり。続いていく終わり。
2001年4月28日今日は天気がよかった。すっごく。
これからだんだん夏になってくんだね。
二年前の夏、あのときもそれなりに苦しんだけど、
今思うと、まだ大したことなかったね。
今日は会うのをやめようと言われる前の出来事を書いてみる。
たぶんこれがきっかけ。
私のこと、久実さんは気付いてたのかな。
久実さんと孝太は付き合い始めて二年目だった、と思う。
合宿に行って女の子ばかりでわあわあ話してるときに
久実さんが来た。話題は、たしかコイバナ系の話で、
流れで誰かが久実さんに
「久実さんは順調そうでいいですよね」
って言ったのを覚えてる。そしたら久実さんは
「そんなことないよ」
ってみんなを見渡して。
「またまたー!」って騒ぐ私たちに久実さんが言った。
「うまくいってないよ、わたしたち。」
なんかしーんとなってしまって、私はどきどきしてきて
そのとき周りが先輩ばっかりだったのをいいことに
「あー、じゃー私部屋戻りますぅ」
と言って出ようとしたのね。
そしたら久実さんが「リムもきいてて」って。
とにかく、それで聞く羽目になっちゃった。
久実さんは六月くらいに孝太に
「今、おれ久実に対してちょっとさめてきてる」
って言われたんだって。
たぶん、久実さんが突っ込んだ上での返答だと思うけど。
その話をする久実さんはすっごくつかれて見えた。
「そんなこと言われた落ち込んじゃうよね」っていわれて
その時、私は彼女と目があってどきどきして困った。
六月、って私が孝太とたくさん会うことになった月。
でも、孝太からそんな話はきいたことなかったし、
私は二人はうまくいってるものだと思ってたのだ。
だからびっくりした。
まだ私はたぶんよくわかってなくて、
自分の存在が他人を傷つけることなんて
ありえないと思っていたから。
その夜、久実さんが泣いた。
私はそのとき、黙っていられなくて孝太に久実さんの発言を
伝えてたところ。周囲は私が孝太と二人でいるから
久実さんが泣いたんだと思ってたと思う。
その時は、寝る前にずいぶん泣いた。
誰にも見られないところで。
私が何も考えずに彼といたことで、あんなにも傷ついてる人が
いたのだ、とそのことがショックだった。
だから、合宿が終わってから、
孝太が会うのをやめよう、って言ってきたときも
素直に受け入れたんだよ。
自分はずいぶんとオトナになった気がしてた。
でも、実際はプロローグに過ぎなかったんだと思う。
一番楽しかった時期。
わたしも彼も子供だった。
これからだんだん夏になってくんだね。
二年前の夏、あのときもそれなりに苦しんだけど、
今思うと、まだ大したことなかったね。
今日は会うのをやめようと言われる前の出来事を書いてみる。
たぶんこれがきっかけ。
私のこと、久実さんは気付いてたのかな。
久実さんと孝太は付き合い始めて二年目だった、と思う。
合宿に行って女の子ばかりでわあわあ話してるときに
久実さんが来た。話題は、たしかコイバナ系の話で、
流れで誰かが久実さんに
「久実さんは順調そうでいいですよね」
って言ったのを覚えてる。そしたら久実さんは
「そんなことないよ」
ってみんなを見渡して。
「またまたー!」って騒ぐ私たちに久実さんが言った。
「うまくいってないよ、わたしたち。」
なんかしーんとなってしまって、私はどきどきしてきて
そのとき周りが先輩ばっかりだったのをいいことに
「あー、じゃー私部屋戻りますぅ」
と言って出ようとしたのね。
そしたら久実さんが「リムもきいてて」って。
とにかく、それで聞く羽目になっちゃった。
久実さんは六月くらいに孝太に
「今、おれ久実に対してちょっとさめてきてる」
って言われたんだって。
たぶん、久実さんが突っ込んだ上での返答だと思うけど。
その話をする久実さんはすっごくつかれて見えた。
「そんなこと言われた落ち込んじゃうよね」っていわれて
その時、私は彼女と目があってどきどきして困った。
六月、って私が孝太とたくさん会うことになった月。
でも、孝太からそんな話はきいたことなかったし、
私は二人はうまくいってるものだと思ってたのだ。
だからびっくりした。
まだ私はたぶんよくわかってなくて、
自分の存在が他人を傷つけることなんて
ありえないと思っていたから。
その夜、久実さんが泣いた。
私はそのとき、黙っていられなくて孝太に久実さんの発言を
伝えてたところ。周囲は私が孝太と二人でいるから
久実さんが泣いたんだと思ってたと思う。
その時は、寝る前にずいぶん泣いた。
誰にも見られないところで。
私が何も考えずに彼といたことで、あんなにも傷ついてる人が
いたのだ、とそのことがショックだった。
だから、合宿が終わってから、
孝太が会うのをやめよう、って言ってきたときも
素直に受け入れたんだよ。
自分はずいぶんとオトナになった気がしてた。
でも、実際はプロローグに過ぎなかったんだと思う。
一番楽しかった時期。
わたしも彼も子供だった。
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