今、好きになりそうな人がいます。
もしかするともう好きかもしれない。

さっき、急に気付いてしまったのだけど、
私は、無意識に「人を好きになる」感情をセーブするようになってました。

はっきりと、(恋愛に)はまりたくない、、と思っている自分を自覚したら、
急に動揺してきました。
もう前みたいに、好きという気持ちだけでは
動けない自分にも気付いた。

あれから今まで何人かの人に、
「誰かを好きになる」のがこわいんでしょ、って
言われたことがあるけど、
私に限って、絶対ナイ、と思ってた。

でも、そうだったのかもしれない、と
思ったら、急にどきどきしてきて、
泣きたいような、笑いたいような、変な気持ちです。

私が経験した恋愛は、
それなりにドラマティックで色々つらい想いもしたけど、
世間から見たら、きっとそんなに大したないはず。
でも、私にとっては大きかったんだ、と
改めて思いました。


今は、まるん、として新たな日記を書いています。
それで、今日このことに気付いたことで、
この日記はもう書かないと思います。
随分と更新してないから、
謝るべき人ももう見てないと思うのですが、
ちょっとでも見てくれた人、
ありがとうございました。


空白を経て

2001年12月18日
春からの忙しさがやっと落ち着いて、
この日記のことを思い出しました。

月子は相変わらず孝太とつきあってます。
色々大変みたいだけど。
今でも月子とは仲いいよ。
たまに孝太ネタで盛り上がったり。
どっちかというとマイナスネタばかりなんだけどね。
でも、そういう時は私のもつ彼のイメージが
月子に影響を与えないように努力してます。

どんなに孝太が私につらい思いをさせた男でも、
今孝太を好きでいる月子に私の影響は与えたくない。
最初の頃は聞かれるままに色々話しちゃって
月子を悩ませてしまったりしてたけど。
嘘はつきたくないと思うから、話すことはほんとのことだけ。
だけど、ちゃんと限度を守って話してるつもり。

久実さんは、といえば、
なぜか月子経由で、新しい彼氏ができた、と聞きました。
でもなぜか内緒にしてる久実さん。
彼女の心の中は誰も覗けない闇があるような気がする。
というか、私には覗く資格もないけれど。

最近は、同じような状況に陥ってる友達に対して
冷静なコメントをしてる自分に気付いて、
その変わりぶりに驚いてたりします。

今となってはいい思い出。
私は成長したんだな、と思う。
こんなにも小説になりそうな出来事が詰まった恋をしたことで
自分の恋愛価値はあがった気もしてる。

この日記を書き始めた最初のきっかけは
月子と孝太がつきあってることを知ったことで、
そのときはそれなりのショックを受けてたんだけど、
この先は単純に私の恋愛思い出として
ペンを運べたらいいな、と思います。

長い空白を経て、いざ。
時間は戻る、この日記の中で、どこまでも。
永遠はとまる、この日記の中で、いつまでも。

すれ違い。

2001年5月1日
この日記、話が前後して読みにくくてごめんなさい。
今日のは4月29日の続きでございます。

久実さんと別れて、私とも会わないと言った孝太でしたが、
結局、さみしがりの彼が一人でいられるわけはなく。。
ドライブに行くのでつきあって、ということで約束をしました。

私は、孝太があまりに落ち込んでるので
「今日は、友達としてつきあったげる!とことん!」
みたいなノリで振舞ってました。

でも、あとできいたら孝太はそのとき、私に
「つきあおう」まがいのことを言おうとしてたそうです。

でも、私も今はバカじゃないからわかるけど、
結局孝太は寂しかっただけ。
あとからそんなこと言われたって、その確信が強まるだけ。

でも、まあ、結局私は孝太が大好きだったから、
一緒にいられるのが嬉しくてしょうがなかった。
久実さんと何度が会ってるのはなんとなく気付いてたけど、
二人でいるのはとても楽しかったし、休みごとにどっか出かけて
ほんとに二人でいろんなとこに行った。

でも、ある日。
サークルの飲みがあって、孝太はいつになく
たくさんお酒を飲んで結構酔っ払ってた。
それで、帰りに私を見つけた孝太は
もたれ掛かるようにしてこう言ってきた。

「昨日、久実に会ってきた。でも、もうダメだ、ってこと
 がわかっただけ。」

孝太が、久実さんを忘れてないのはわかってた。
それでも、私のことも好きでいてくれてると思ってた。
いつか、私だけを見てくれるんじゃないかと思ってた。
実際好きでいてくれてたとは思う。
でも、それ以上の久実さんへの想いを彼に吐露されて、
私はもう耐え切れなかった。

なんて言ったのかは忘れちゃった。
でも、とにかく、
「私が孝太といくら一緒にいっても、孝太はずっと久実さんなんだ」
みたいなことをついに言ってしまった。
涙があふれてとまらなくて、
新宿のすごい人ごみの中にダッシュしかけた私。
でも、孝太はその腕をつかんで。

もう、サークルの人なんてどっか見失っちゃってた。
孝太の腕の中でわーわー泣いた。
ほんとにつらかった。
孝太と私は吊り橋の上にいるみたいにゆらゆらな関係だったから。
でも、そこから降りようとした私をつかんだのは間違いなく孝太。

孝太の目の前であんなに激しく泣いたのは
あとにも先にもこれっきり。

二番目ということ。

2001年4月30日
今日は、話が戻るけれど、
夏のできごとを書いてみようと思う。

久実さんという彼女がいるのに、
だんだん、電話するのも会うのも
当たり前のようになっていった私たち。
まだ、試験期間中だった私を待って、
七月の終わりにはひさしぶりに出かけることになっていた。
その日の朝、起きて、布団の中で
「今日は孝太と遊びに行ける日だ!」
って思って嬉しくなってたんだけど、
携帯に留守電が入ってた。
「緊急事態。起きたら電話して」って。

それで、電話したら、その日は会えないということだった。
孝太は朝が弱くて、朝電話しても
なかなかまともな話はできない人なんだけど、
その時は、すっごくまじめな声ですぐに電話に出た。
「起きてたの?」って聞いたら、
「今起きた」
って言ってたから、朝が弱くても彼なりに緊張してたんだね。

会えなくなったのは、どういうことかというと、
久実さんは、私より、そして孝太よりも年上で
もう社会人だったんだけど、
その日、たまたま有給もらえたから、ということで。
私は、結局その一日は掃除をして過ごした。

二番目ってこういうこと。
そういうことがだんだんわかっていった。
電話してるときに、孝太の携帯が鳴ると、
私は自然と「私、もう切ろっか?」って言うようになって。
でも、そのあとはどんなに遅くなっても、
久実さんとの電話を切ったあと、電話をくれた孝太。
なんだかよくわからないけど、
私はすごく大切にされてた。

でも、やっぱり二番目って、二番目でしかない。
そして、こういうこと(約束のブッキング)があって
彼の中でも、二股っていうものの認識が深まって変化していったんだと思う。

彼の失恋。

2001年4月29日
会わなくなってからは当時の私なりに必死だった。
でも結局離れることはできなかったのだ。

秋に飲みで会ったとき、二人ともすごく酔っていて、
それで「また出かけようね」
なんて約束をした。
孝太は「俺はした約束は守るよ」という
ヘンなとこで律儀な男なので、
当然その約束は守られた。
私は、またこういう日々が始まるのかなあ、なんて
お気楽に考えていた。

ある日のこと。
その日はサークルの試合の日で私は孝太の車に
他の二人のメンバーと乗って出かけた。
その帰り、いつもは同乗者全員を同じ場所で降ろす孝太が
私以外の二人を、なぜかより近い駅まで送り届けて、
車内は二人になった。

そしていつもみたいに車をとめて…。
でも、孝太はいつもと違ってた。
もっと言えば朝からおかしかった。
寝てなくて、めっちゃ疲れてるときみたいに
ずーっとぼーっとしてた。
車の中で孝太からきいた話は衝撃的だった。
久実さんと孝太が別れたのだ。
孝太は「俺ら、終わったんだ」って言った。
それを聞いた時、心のどこかで誰よりもそれを望んでたはずなのに
私はなみだをこらえることができなくて
助手席で泣いた。彼は「なんでリムが泣くの?」と
もっと泣きそうな顔をしてたけど。

その時に彼に言われたのは、
孝太はまだ久実さんをあきらめられない、だからリカとも会えない、
そういうことだった。
帰り道、私は家に向かって自転車のペダルを踏みながらも
涙がとまらなくて、前がよく見えないまま帰りました。
なんで泣いたのかはよくわかんなかった。
でも、私はすごく悲しかったのだ。
彼にもう会えないことより、別れを決めた久実さんが悲しかった。
他に好きになりそうな人がいる、って
久実さんは言ったそうです。
でも、そんなのうそだ、と思った。
絶対に久実さんは孝太をきらいにはなれない。
今日は天気がよかった。すっごく。
これからだんだん夏になってくんだね。

二年前の夏、あのときもそれなりに苦しんだけど、
今思うと、まだ大したことなかったね。
今日は会うのをやめようと言われる前の出来事を書いてみる。
たぶんこれがきっかけ。

私のこと、久実さんは気付いてたのかな。
久実さんと孝太は付き合い始めて二年目だった、と思う。
合宿に行って女の子ばかりでわあわあ話してるときに
久実さんが来た。話題は、たしかコイバナ系の話で、
流れで誰かが久実さんに
「久実さんは順調そうでいいですよね」
って言ったのを覚えてる。そしたら久実さんは
「そんなことないよ」
ってみんなを見渡して。
「またまたー!」って騒ぐ私たちに久実さんが言った。
「うまくいってないよ、わたしたち。」
なんかしーんとなってしまって、私はどきどきしてきて
そのとき周りが先輩ばっかりだったのをいいことに
「あー、じゃー私部屋戻りますぅ」
と言って出ようとしたのね。
そしたら久実さんが「リムもきいてて」って。

とにかく、それで聞く羽目になっちゃった。
久実さんは六月くらいに孝太に
「今、おれ久実に対してちょっとさめてきてる」
って言われたんだって。
たぶん、久実さんが突っ込んだ上での返答だと思うけど。
その話をする久実さんはすっごくつかれて見えた。
「そんなこと言われた落ち込んじゃうよね」っていわれて
その時、私は彼女と目があってどきどきして困った。

六月、って私が孝太とたくさん会うことになった月。
でも、孝太からそんな話はきいたことなかったし、
私は二人はうまくいってるものだと思ってたのだ。
だからびっくりした。
まだ私はたぶんよくわかってなくて、
自分の存在が他人を傷つけることなんて
ありえないと思っていたから。

その夜、久実さんが泣いた。
私はそのとき、黙っていられなくて孝太に久実さんの発言を
伝えてたところ。周囲は私が孝太と二人でいるから
久実さんが泣いたんだと思ってたと思う。

その時は、寝る前にずいぶん泣いた。
誰にも見られないところで。
私が何も考えずに彼といたことで、あんなにも傷ついてる人が
いたのだ、とそのことがショックだった。
だから、合宿が終わってから、
孝太が会うのをやめよう、って言ってきたときも
素直に受け入れたんだよ。
自分はずいぶんとオトナになった気がしてた。

でも、実際はプロローグに過ぎなかったんだと思う。
一番楽しかった時期。
わたしも彼も子供だった。

なれそめ。

2001年4月27日
そもそも彼と私が出会ったのは3年前。
そのとき、彼には彼女がいたけれど、純粋だった私にとって、
彼は、あこがれの先輩だった。

好きだったけど、あきらめようと思って行った合コンで
知り合った人とちょっと仲良くなったけど、
行き詰まってダメージを受けてた二年目の春。
私をなぐさめるつもりだったはずの彼。

距離が縮みすぎてしまった私たちは誰にも内緒で会うようになって。
初めて出かけた時は、助手席で
「彼女にもこうやって話すのかな」とか考えてた。
一度だけ、って思って出かけたのに車からおりれなくて。
じゃあね、って言ってるのにおりれなくて、
思わず、「車おりれないよ。。」ってゆったら
じーっと私を見て、はじめてのキスをした。
そのくせ、すっごく悪いことをした気がして、
そのあとすぐに私は車をおりて帰ったけど。
私はほんとに純粋だったのだ。
いえ、私たちは。

会うのをやめようと言ったのは彼でした。
初めてでかけた日から三ヶ月。
まだ、あのときは大丈夫だった。
私は、彼から離れられると思っていた。

ふう。今日はここまでにしておきましょう。
ゆっくりゆっくり回想していくことで
私の中で何かが消化できる気がしてる。

なんだか、昨日の月子の告白をきいてから
気づくとぼーっとしてしまう。
かなしんでるわけじゃないから、なみだはでない。
おこってるわけじゃないから、いきどおりもない。
だけど、ぼーっとしてる私。
これじゃ、だめだ。
そう思ってピアノを弾き始めたら、
久しぶりで指が痛くなってもとまらなくて
二時間も通して弾いていた。
それもソナタばっかり。
何も考えずに、だーーっとやることで
昨日の私はすくわれていた、と思う。

今の私は、何を思ってるのでしょうか?
月子の言葉を思い出すとどきどきする。
二人が会ってるところを考えるとどきどきする。
このどきどきはなんのどきどきなんだろう?

今の私。

2001年4月26日
今の私には過去はあって、現在はなくて、そして未来もないの。
って書くとすっごく暗いかんじなんだけど、
そうではなくて。
過去はある、っていうのは忘れたくないことがある、ってことで、
現在はないってことは今がつまらない、ということで、
未来がないっていうのは、単純に就職が決まらないから。

この日記を書くことで自分のことが、それから
思い出が整理できたらいいな、と思ってる。

今はへこんでるんだけど、きっかけは
前に好きだった人に彼女ができたこと。
簡単に言えばそういうことなんだけど、
フクザツな事情もあったりして。
それも順々に書いていけたらな、と思います。

とりあえず、その彼女は私とかなり仲のいい後輩。
本人から打ち明けられた。
「実は三ヶ月前から…」って。
でも、ちょうど半年前、私は彼女にコイバナとして彼の話をしてたりしてた。
彼は、単なる「好きだった人」ではなく、
私は実質つきあってたの。

今日はそこまで。
いろんなこと考えちゃった。


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